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歌声を支えた存在

2021/12/17

先日、大学生になった生徒さんが携わった合唱の伴奏が小さな新聞記事に載り、私たちも嬉しい気持ちをお裾分けして頂きました。心身共に成長していく生徒たちと一緒に、私たちも喜びを分かち合える事は幸せだなと思います。

大学生になった今もピアノを続けてくれている彼女の音楽の幅は1人で演奏する事から伴奏者としても成長し、Nコンと呼ばれる合唱のNHKコンクールの伴奏を引き受けられるまでに。

中高校生の頃から合唱部のお手伝いをし、校内演奏会でも度々演奏していた彼女のピアノを聴くのはとても好きでした。音楽的な演奏をする彼女のピアノは、人柄が現れる素敵な音楽を聴かせてくれます。

『自分のためではなく、学校や合唱部員の歌声に力をもらい、力になれれば』当時を振り返ったそんな気持ちが綴られており、卒業した高校の伴奏を通して、『日毎にレベルアップしていく歌声を聴くのが楽しみだった。』

と、大変だった時間も素直に【楽しかった】そう振り返る美珠さんの気持ちも素敵だと思いました。

予選ではありましたが、初めて金賞を受賞したという事、、、彼女の伴奏も合わさり新しい光を灯した事が何より嬉しかったです。

音楽を通して彼女が母校に携われる事は、日々の【努力】や【人柄】、そして素敵な【巡り合わせ】があってのこと。

Nコンの課題曲は、伴奏の楽曲が難しくプロの伴奏者として出場する学校が殆どの中、学生が携わり、信頼し合い一つになれた事は彼女にとっても大きな経験となり財産となったと思いますが、『歌声を支えた存在』として記事を書いて下さってる事にも心打たれました。

先日今年最後のレッスンだったのですが・・・

『何事もやれば少しずつ出来るようになるのかも知れないと思いました』

と大学生の勉強で忙しい日々を振り返った彼女の言葉は私たちにも勇気を与えてくれるものでした。

ありがとう。

ショパン国際コンクール

2021/10/01

6月から書きたい事が一杯あった数ヶ月。。。あっという間に10月になってしまいました。。。

子供たちが少しずつ成長し出す秋。

『ひとり』でレッスンを受けてる生徒が殆どのお教室ですが、

おうちの方がお忙しい日々の中、練習を中々聴く機会がないこともあり、

レッスンで弾く子供のピアノを楽しみに一緒にレッスン室に入ってくださったり、時々メールでお家での様子を伝えてくださったり、ノートに1週間の様子を記載して下さったり、

子供のペースに任せ来てくださったり。

私たちはそんなそれぞれのご家庭の様々な関わり方、

日頃のご協力を有難く感じながら毎週過ごしています。

子供は時に大人の考える事を遥かに越えた想像力を発揮し、時に私たちを驚かせてくれたり、

笑顔にさせてくれたりします。

さて、そんな子供たちが心身共に成長する秋、

5年に一度のショパンコンクールが10月3日より、いよいよ始まりますね。

ポーランド・ワルシャワにて第18回目を迎えるコンクール。

世界的なパンデミックの影響により1年の延期を経ての開催。

母が録画をしてくれていた同コンクールを夢中で観た小学生だった頃が懐かしく、

ショパンが大好きでショパンの作品集、ワルツ集、マズルカ集、ポロネーズ集、エチュード集、ソナタ集のCDを集めて聴いた日々を思い出しました♪社会人になった卒業生が、ピアノが好きで、ワルシャワまでの航空チケットを購入し、ショパンコンクールを現地で聴くのが夢だと話してくれたのですが、機会を得てまた行ける日を諦めずに過ごしてると良いなぁ。と願っています。

レッスンでも、ショパンコンクール始まるねーーー!!と、声を掛けていますが、

ぜひ、ブログを読んで下さった方、是非5年に一度の祭典を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

たった3小節のイントロ

2021/06/23

個々の興味、個々の生活スタイルが少しずつ方向も見えてくる10代。

音楽がとても好きで、様々な角度から音楽に興味を持っている生徒たち。

勿論弾ける事を純粋に楽しんでる生徒も沢山います。

学校の音楽の授業を話してくれたり

ピアノが出来るまでについて調べている生徒が居たり

授業で習ったバッハのフーガの曲の事を話してくれたり

パイプオルガンの演奏を聴いていたり、

好きなクラシックのCDをよく聴いていたり,

他の生徒さんが弾いていた曲を学校で習い、その事を話してくれたり、

レッスン室から自宅まで帰る際、

歩いて帰る時は取った聴音を歌いながら帰るなんて話してくれたり笑

音楽が好きで大好きなアニメの歌を聴いたり、

一つでは無い様々な音楽の関わり方をしている子供達。

言葉を選んでレッスンの最後、丁寧に話してくれる会話は私にとっても貴重です。

日々の生活を振り返る事の出来る余裕があり、コミュニケーションも取れるようになって来たことが凄く大きいなと感じています。

 

その中で、いつも自分の弾きたい曲を何かしら持っている生徒がいます。

手や身体も成長して来ているので、一色担の音楽にならないように

1人1人この子にはこういう事がプラスαであると良いな。

と考えながら普段はクラシックの曲を中心にアプローチしていますが、

最近聴いてる曲の一部を少し趣向を変えて楽しんでみました。

音の数も多く、たかが3小節の前奏ですが、1小節の中で動くリズムがシンコペ-ションで出来ているため、楽譜にするとなると一筋縄ではいかない3小節。

これも、全体像で聴く事を要求されるのではないかと思いやってみました。

細かい音は和声で聴き取る。

何故故、和声が大事なのか。どんな構成音で出来ているのか。

勿論取り方は人それぞれなので、全部聴こえてくる子もいると思います。

様々なアプローチをする事で自分なりの答えを見つけられる事を願って。

 

この曲の小節数は3小節。時間にすると5秒。

耳を頼りに楽しむ方法も模索できるといいね♪なんて言いながら過ごし、

何故、ポップスは楽譜を見ながら演奏する事が難しいのか・・・

という事にも目を向けた時間でした。

 

 

5月のあれこれ

2021/05/22

雨が続いてる5月下旬。

音楽会も終わり、新しい曲へ取り組み始めた子供たち。

出演出来なかった生徒も、新たな曲へ取り組み始めました。

お教室へのお母様の制限もさせていただいてる事もあり、

中々状況が分からない事も多いと思います。

時々動画を送らせて頂いておりますが、

あるお母様から

『曲も人によって全く違うように聴こえますね。学校では音楽の時間にアコーディオンを担当していて、こっそり‘ハウルの動く城‘を弾いてみたらいい音だったんだー』

という話があった。

という素敵なメールを頂きました。

積極的に前へ出てはじけるような子ではなく、レッスン中も自分からお喋りしてくれる子でもありません。

きっとホッと出来るご家庭での何気ない会話だったと思うのですが、

温かさが伝わって来てとても嬉しい物でした。

いつもレッスンの最後BIG  SMILEでレッスン室を出て行く姿がとにかく印象的な男の子です。

 

さて、新しい時間がスタートしましたが、

ピアノに集中していた期間ということもあり、もう一度1人1人のソルフェージュの時間を見直す時間にもなりました。

音が取れなかった子が音がわかるようになっていたり、とまた一つ成長を感じるわけですが、

その成長と共に一つずつの音に固執し過ぎてフレーズで聴くことが出来なくなっていたり・・・と

毎回行ったり来たり。

調性感覚は本当に必要だと思っていて数年かけて感覚的に身についている子もいたり、

数年の変化を感じているこの頃です。

 

写真は幼児、低学年それぞれの学年、それぞれの歩幅に合わせ、レッスンしています。

リズムの作りがイメージできる事も大事だなぁとピアノを弾く上でとても大事な事を進めている子供達です。

春のちいさな音楽会

2021/04/29

こんにちは!

3月、4月に開催致しましたレガーレぴあの教室、

拝島教室・あざみ野教室クラス発表会

『春のちいさな音楽会』の動画を

公開致しました♪

【レガーレぴあの教室YOUTUBE】より是非ご覧ください。

レガーレぴあの教室YOUTUBEチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCAVPtFVITgdqod7PFCinL7A

 

大きな背中を見て

2021/03/27

こんにちは!

拝島教室のクラス発表の場を終え、ゆったり構えた1週間でした。

ホッとした様子を見せてくれた子供たちですが、直接面と向かって話してみると、様々な率直な気持ちを聞くことが出来、はっとさせられます。

『緊張したけど、スッキリした!』

『とても楽しかった!やって良かった。』

『自信になった!』

『発表の場は年に一回で十分!笑』

等、率直な意見を聞ける良い1週間となりました。

特に、今回高校3年生は下の学年の子供達に大きな背中を見せてくれていた事を知り、感動したものです。

中学生の生徒が高校生の演奏は凄く良かったです。と言う話をしてくれました。

その話の中で演奏だけでなく、話し方、言葉遣い、身なり、全てが子供達に影響を与えている事を知り、大人からだけではなく身近な生徒から刺激を受ける事の重要性を改めて感じた1週間でした。

『全てが素敵だった。』そんな事を素直に話してくれる生徒も可愛く素直ですよね。

この春から大学生になる彼女は小学3年生からピアノを始め、約10年休まず通ってくれ、素敵な音楽センスで弾いてくれた彼女のピアノが私は大好きです。

素直でスマートで美しくも繊細な彼女の心から私自身沢山の事を教わりました。

ゆったりな進度にヤキモキした時期もありましたが、、月日が経ち、時間の無い中ピアノと少しの時間の中で続けて来てくれた事をこの一年肌で感じ、最後に聴かせてくれた彼女自身の演奏を嬉しく思いました。

とても感慨深いものです。。。。。

それぞれが4月から新しい学年、新しい学期のスタート!!!!

みなさんにとって素敵な一年でありますように。

楽しんでいきましょう!

『今日はお花見するんだぁ』とるんるん♪しながら話してくれる幼児が可愛い❤️

 

 

レガーレぴあの教室&村上明子ピアノ教室 発表会

2021/03/21

3月20日、レガーレぴあの教室“春のちいさな音楽会“を開催致しました。

3月と4月に講師3人のお教室のちいさな音楽会を開催させて頂きますが、先ずは拝島教室クラス発表会を

昭島市さくらオーディトリアムにて開催させて頂きました。会場を快く使わせた会場関係者の皆様に感謝申し上げます。

当日も皆様のご協力のもと、検温、入場制限、制限付き開催のため関係者のみでの開催となりましたが、無事に終了することが出来ました。

久しぶりの開催という事もあり、生徒たちも楽しみな反面、緊張感もあり、1人1人の歩幅で目標を持って取り組めた音楽会だったと実感しています。

次回4月には、レガーレぴあの教室あざみ野教室&村上明子ピアノ教室のクラス発表会予定です。

ホール一杯に子供達の音楽が響きますように^_^

 

(さらに…)

バッハピアノコンクール予選、全国大会記録

2021/02/17

今日は、目の前の『一つ』を大事に過ごした中学1年生の記録です。

小学生の最後に、昨年初めて受けたバッハピアノコンクールは惜しくも奨励賞と全国大会へ行けなかった悔しさを胸に、今年は自らコンクールへの出場を決意し、12月の予選に向けて一つ一つ課題をこなしました。

勿論生活は学校が中心な上、ピアノだけの生活ではない子供達ですので、予選1ヶ月前からは 『予選の曲だけで手一杯。』 これが本音です。

コンクールやオーディション、審査対象となるものを何の為に受けるのか。 その為に自分が何をしなければいけないのか。 日々の生活も含め,自分自身と向き合った時間だったと思います。

コンクールだけに限らず、自分が迎えるであろう本番までどう過ごすのか。

本番の舞台に立つまでのテンションを持っていく方法は何度か経験することで自分自身が見つけていくものです。

私は今回,彼女の意思が明白且つ純粋でその気持ちに背中を押されていました。

レッスンは試行錯誤の繰り返し。学校中心の生活の中,良くはなっているものの,上がってこないテンションとテンポ。表現もまとまらない予選前1週間は 私自身忍耐の連続でした。

 

何故なら,彼女は表現力に優れていて音も美しい。その長所を相手(聴いている側)にどうやったら伝わるか。その事を本人がどう理解し,相手に伝えようとできるのか。それを彼女に理解してもらう為にどうやったら伝わるのか。

そんな事を考えていました。

コンスタントにお家での練習時間も確保出来ている状態が手に取るように分かり、細かな部分は勿論、もう一回、もう一回と出来るまで繰り返しても壊れる事なく,納得行くまで弾く彼女の姿には心打たれたものです。

そして変化していく予選五日前。 最後は前日までレッスン。全国への切符を手に入れた喜びは格別だったと思います。

全国大会まで予選が終わって1ヶ月しか時間がなく、悩みましたが、新しい曲にチャレンジしてみたいという彼女の希望もあり、譜読みから暗譜までを2週間でこなし、

初のSinfoniaを取り組み始めた彼女の勢いに私も背中を押されました。ステップアップさせ、挑んだsinfonia。自分への課題から目を逸らすことなくギリギリまで前へ進み、 初めて感じた空気は、今まで見た事ない世界だった事、 そんな空気を肌で感じれたことはとにかく大きかったと思います。

『みんな本当に上手だった。』 そんな彼女の率直な感想が素直でスッと私の中に入って来ました。

【弾けて当たり前。】 な世界を経験をさせてもらった事に感謝していますが、5名の審査員から頂いた講評が素晴らしく、文章が一つ一つ的を得ており、私自身も大変勉強になりました。来年に向けて新たな一歩をまた歩み出したいと思います。

当日人数制限もあり、直接聴くことは叶わなかったのですが、 配信された動画を拝聴し、本番でここまで成長していたか・・・と改めて彼女の成長ぶりに安堵と嬉しさが込み上げて来ました。日々のお母様のサポートもあり体調を崩す事なく無事に過ごせた事は本当に有難かったです。

次の段階へ進んだ確かな手応えと共に一緒に成長させてもらえる私たちへの新たな課題は心地良いものです。

私達は生徒たちの生活リズム,表情,体力,理解力を見てレッスンします。 今日これ以上やってもこのまま崩れるだけ・・・・の日もあります。

今の自分に何が出来るのか・・・を考えるのは生徒だけではなく私たちも同じです。

ギリギリまで諦めず音楽を紡ぎ出していった時間を振り返った時,コンクールやオーディションへの予選通過,賞を取るだけが人を成長させるのではなく,過程を大事に,ピアノと向き合い、自分とも向き合った成長に対するご褒美を頂いてる。

そんな時間だった気がしました。

 

ピアノが好きで出来る事を一つ一つ積み上げ,続きて来た『今』。 目の前のそれぞれの目標を持つ子供たちの側で成長段階の時期を見守れる事嬉しく思っています。

どんな年齢でも,それぞれの子供たちに寄り添い、 11人目標や希望、歩幅で一歩一歩をその子供にあったスタイルで続けられる『楽しさ』を一緒に歩めたらと願っています。

さて!!中学生たちは試験期間に入って来ますね!

ファイト!!!!

【コロナ禍をチャンスに】今こそピアノ!!

2021/02/10

こんにちわ。レガーレぴあの教室の香川です。

今日は『今だからできること』のお話です。

「新しい生活」になってから、1年以上が経ちますね。

行動範囲が狭い生活や、楽しい時間を制限することは寂しいものです。

実は、このような生活の中で子供たちに良いことが起こりました。

それは、子供たちの「ピアノが上手になった!」です。

特別なことは、やっていません。

今までと同じレッスン時間で過ごしています。

では、どうして上手になったのでしょうか。

その理由は1つ。

子供達が手に入れたのは「時間」でした。

自粛生活で子供達は「時間」を手に入れ、自然とお家でピアノに向かう時間が増えました。「時間」は子供たちの心に「ピアノちょっと頑張ってみようかな」と「ピアノに向かう気持ち」を整える余裕を与えてくれたのかもしれません。

『今だからできること』=『ピアノを上手になる』

これはチャンスかもですね。

レガーレぴあの教室は「ピアノが弾けるようになりたい」「音楽を楽しんでもらいたい」と願う皆さまのお気持ちに、これからも全力でお応えします。

 

レガーレぴあの教室