2020/06/29
こんにちわ。レガーレぴあの教室の香川です。一週間が始まりましたね。6月も明日で終わり!
「早いですね、なんだかよく分からないまま6月が終わりますよ〜」
先日、中学生がピアノの椅子に座りながら呟くのです。実際、その通りだなあと思うことと、その話し方!!と言うところで、笑ってしましました。
さて、今日は「なんだかよく分からない」つながりのお話。
小学6年生の楽典の問題でこんな文章がありました。
Q.この曲は、ハイドンの時計シンフォニーです。交響曲の父と呼ばれたハイドンの生まれた国はどこですか?
生徒の心の声:
①ハイドンの?時計シンフォニー?っていう曲なのか。(初耳です)
②ハイドンは交響曲の父って呼ばれてるのか。(初耳です)交響曲・・・?
③ハイドンもピンときてないぞ、生まれた国、もっと知らないって!!どこだどこだ。
ここで、生徒にヒントを出します。
香『オースト・・・・?』
生徒「ラリアーー!!」
香『そう!!カンガルーのね!!って残念!!!』
答えは、【オーストリア】。これぞ、みんなが経験するオーストリア問題。オーストまで聞けば誰しもがまずはオーストラリアが頭に浮かぶのが普通ですよね。私もそうでした。ましてや私の子供の頃の先生は、本当に真面目な先生だったのでガッカリさせたに違いありません。
【オーストリア問題の壁】
①オーストリアの国の存在にピンとこない。
②オースト・・?と聞かれれば、日本で耳にするのは、オーストリアよりも、断然オーストラリア。
このヒントを出されたら、否応無しにオーストラリアと答えてしまいますよね。ごめんなさい。
③作曲家への興味、意識がトボトボしい。
このオーストリア問題を解決するべく、あざみ野教室にあるのはこちら
今、自分たちがどこに住んでいて、どこの国の音楽を勉強しているのか。実際に行くことはできないので、目で距離感を感じ、私が実際に見た雰囲気や文化なども分かりやすく伝えます、教養も身につけられる楽しいレッスン時間を一緒に作っていきます。机上の正解、不正解ではなく、学ぶことに楽しさを感じられるレッスンです。
ちなみにハイドンがオーストラリア人だったら、ましてや先祖のアボリジニ族の血を凄まじくついでしまっていたら、こんな風な音楽にはならないで、こんな結果になるかもしれない!!と私は全力で民族色をふんだんに使って、オーストラリア風ハイドンを演じます。そうすると、生徒は「これはまずい!!」と肌で感じてくれるので、『一生、間違わないと思います』と言って帰ってくれました。
ハイドンがオーストラリア人だったら、カンガルー交響曲なんて、作っていたでしょうか。気になります。