2021/06/23
個々の興味、個々の生活スタイルが少しずつ方向も見えてくる10代。
音楽がとても好きで、様々な角度から音楽に興味を持っている生徒たち。
勿論弾ける事を純粋に楽しんでる生徒も沢山います。
学校の音楽の授業を話してくれたり
ピアノが出来るまでについて調べている生徒が居たり
授業で習ったバッハのフーガの曲の事を話してくれたり
パイプオルガンの演奏を聴いていたり、
好きなクラシックのCDをよく聴いていたり,
他の生徒さんが弾いていた曲を学校で習い、その事を話してくれたり、
レッスン室から自宅まで帰る際、
歩いて帰る時は取った聴音を歌いながら帰るなんて話してくれたり笑
音楽が好きで大好きなアニメの歌を聴いたり、
一つでは無い様々な音楽の関わり方をしている子供達。
言葉を選んでレッスンの最後、丁寧に話してくれる会話は私にとっても貴重です。
日々の生活を振り返る事の出来る余裕があり、コミュニケーションも取れるようになって来たことが凄く大きいなと感じています。
その中で、いつも自分の弾きたい曲を何かしら持っている生徒がいます。
手や身体も成長して来ているので、一色担の音楽にならないように
1人1人この子にはこういう事がプラスαであると良いな。
と考えながら普段はクラシックの曲を中心にアプローチしていますが、
最近聴いてる曲の一部を少し趣向を変えて楽しんでみました。
音の数も多く、たかが3小節の前奏ですが、1小節の中で動くリズムがシンコペ-ションで出来ているため、楽譜にするとなると一筋縄ではいかない3小節。
これも、全体像で聴く事を要求されるのではないかと思いやってみました。
細かい音は和声で聴き取る。
何故故、和声が大事なのか。どんな構成音で出来ているのか。
勿論取り方は人それぞれなので、全部聴こえてくる子もいると思います。
様々なアプローチをする事で自分なりの答えを見つけられる事を願って。
この曲の小節数は3小節。時間にすると5秒。
耳を頼りに楽しむ方法も模索できるといいね♪なんて言いながら過ごし、
何故、ポップスは楽譜を見ながら演奏する事が難しいのか・・・
という事にも目を向けた時間でした。